外壁の劣化によるヒビ割れなどが気になっていませんか?
外壁は劣化するとヒビ割れなどが起こり、外観を損なうだけではなく、建物内に雨水などが侵入することにより、建物自体の傷みやカビや原因となることもあるのです。
そのような雨水などから外壁を守り、ヒビ割れを防ぐ効果のある塗装が防水塗装です。
今回は外壁の防水について気になっている方が知っておきたい、外壁に使用する防水塗装の種類や価格相場についてお伝えします。
外壁に使用する防水塗料とは
外壁の塗装で使用する塗料には様々な種類があります。
伸縮性や耐久性、美観性など、様々な塗装の目的の中でも防水機能に優れたものが「防水塗料」と総称される塗料です。
防水塗料とは、ゴムのように伸び縮みする性質をもち、ヒビ割れを起こしづらい塗料のことです。
一般的な塗料や耐久性の良い硬い塗料(無機塗料、フッ素塗料)は外壁材が建物の動きによって割れてしまうと、一緒に塗膜も割れてしまいます。
防水塗料の場合は外壁材が割れたとしても、ヒビ割れに追随します。
防水塗料はそのゴムのように伸びる性質により、塗られている箇所の外壁材にヒビ割れが起こったときも、一緒にヒビが入らず、塗料が伸びて覆ってくれるのです。
なので、一般的な塗料に比べて防水性を長く保つことができるのです。
防水塗料の種類
外液塗装に使う防水塗料のなかにもいくつか種類がありますが、成分、対応素材、伸縮率などの違いがあります。
成分は大きく分けるとシリコン樹脂やアクリル樹脂などがありますが、そのなかでもセラミックシリコン樹脂や水性アクリルシリコン樹脂など細かな違いがあります。
対応素材も、コンクリートなのか、窯業系サイディングなのか、塗装をする素材によって使う塗料も異なります。
多くの場合がコンクリートやモルタルに対応していますので、塗装をする壁などの素材をご確認ください。
伸縮率は300~600%のものが多くなっていて、伸縮率が大きい方がひび割れを表面に露出させません。
一方で、伸縮率が小さいものは耐久性に優れているものが多いので、どちらの方を優先するか考えましょう。
防水塗料の価格相場
一般的に外壁塗装に多く使われる防水塗料の価格をまとめてみました。価格は税込です。商品によって容量や用途も違うので比較する際にはご注意ください。
DANシリコンセラ
- 内容量:15kg
- 塗布面積: 約15㎡
- 価格:9,889円(モノタロウ)
- 用途:コンクリート面/モルタル面、塗り替え改修用
- 希釈率(%) (中塗り)0~2、(上塗り)5~10
セラミクリーン
- 内容量:16kg
- 塗布面積:ゆす肌状ローラー仕上げ11~16㎡
- 価格:9,889円(モノタロウ)
- 用途:建物の内外装
弾ビニスーパーⅡ
- 内容量:16kg
- 塗布面積:ゆす肌状ローラー仕上げ2回/11~16㎡
- 価格:7,700円(楽天市場)
- 用途:ローラー塗装用、建物内外壁の新設および塗替え塗装
約15㎡の塗料の価格相場は1万円程度でした。
なので、塗料の金額は「自分の家の外壁の面積(㎡)/15×1万」くらいが相場になると考えていいでしょう。
まとめ
外壁塗装の防水塗料には様々種類があり、価格や容量も違います。
塗料は何度も塗ったり乾燥させたり、塗るための道具もが必要なので、時間もお金もかかってしまいます。
まとまった時間はなかなか取れなく、どの塗料がいいのか専門的なことを調べてもよくわからなかったということもあるのではないでしょうか。
そんな時は思い切って業者に依頼してしまうのもいいかもしれません。
外壁塗装の業者とトラブルも多くあるので、いくつかの業者に依頼して見積もりをしてもらってから取り組んでもらうのも1つの方法です。