家の外壁は常に雨や風など外部の空気に触れています。時間が経てば劣化するのが当然です。
湿度が高い日本では外壁に「コケ」がよく生え、除去方法や予防法に悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
この記事では外壁のコケの原因や除去方法、予防法についてお伝えします。
外壁にコケが生える原因
コケが生える原因を知らないと、除去をしてもすぐにコケが生えてしまいます。まずはコケが生える原因を特定しましょう。
湿気
外壁で太陽光が当たりにくい北側は湿気が溜まりやすくなります。コケが育つためには光と湿気が必要です。
コケはジメジメした場所で育ちやすい性質があるため、外壁の北側は1年おきに目視で確認するとよいでしょう。
外壁に凹凸が多い
外壁に凹凸が多いと水が溜まりやすくなります。水が溜まりやすくなると、湿気が多くなってしまうため、コケが繁殖する原因となります。
凹凸がない平らな表面であれば、コケの繁殖を抑えることが可能です。
外壁の塗装が劣化している
湿気があって凹凸が多い外壁であっても、塗装が完璧ならコケはほとんど繁殖しません。塗装は年月の経過とともに劣化していきます。
劣化するとコケに対する保護機能が低下してしまい繁殖の原因となってしまいます。
外壁のコケを放置しておくとどうなる?
コケを放置していると、外壁部分が劣化し、湿気を含みます。湿気はさらなる劣化を招き、外壁の腐食の原因にもなるのです。
コケ自体は小さいですが、外壁に対してはダメージを与え続ける存在なので、早めの除去しましょう。また、コケによってカビが発生し、アレルギー性鼻炎を引き起こすこともあります。
人体に影響を及ぼすリスクもあるので、コケは綺麗に除去しましょう。
外壁のコケを除去する方法
コケを除去する方法は自分で除去する方法と業者に頼む方法の2つのパターンがあります。それぞれ見ていきましょう。
自分で除去する
自分で洗浄する場合費用が安くなることがメリットとしてあげられます。一方、手間がかかる上に高圧洗浄機などを使って外壁に傷がつきやすいことがデメリットです。
コケの繁殖範囲が狭い場合や、外壁が劣化しても構わないからコケを取り除きたい場合は自分で洗浄してもよいでしょう。
業者に依頼する
外壁の洗浄を業者に依頼するメリットは、塗装を劣化させにくいことと、手間がかからないことです。デメリットとして、自分で洗浄するよりも費用がかかることがあげられます。
コケの繁殖範囲が広い場合や、外壁を傷つけたくない人は、業者に依頼することをおすすめします。業者の洗浄はコケを完全に除去してくれるため、外壁を確実にキレイにしたい人に向いているでしょう。
外壁をコケから守る予防法とは
外壁にコケが付着するのを防ぐ予防法を3つご紹介します。
光触媒塗料を塗装
光触媒塗料は、セルフクリーニング機能がある塗料の事です。壁面に塗り、太陽光を浴びることで付着したコケの胞子を浮かせてくれます。
凹凸が少ない模様を選ぶ
凹凸が多い外壁には湿気がたまるためコケが繁殖しやすくなります。外壁材を決める際にはモルタルや金属系サイディングのように、凹凸のない素材を選ぶようにしましょう。
外壁の点検をこまめに
外壁の塗装が劣化するとコケが生えやすくなります。そのため、10年おきに外壁塗装をすることをおすすめします。
また、自分でできることとして、外壁のそばに植物を置かない、こまめに掃除をすることがあります。
まとめ
外壁のコケの原因や除去方法、予防法についてお伝えしました。コケの原因は湿気です。できるだけ外壁に湿気が溜まらないようにすることをオススメします。
予算やコケの繁殖範囲によって、自分で除去するのか業者に頼むのか判断しましょう。