最近、家の壁が汚れてきたのが気になると悩んでいませんか。新築の時にはあんなにきれいだった外壁も年数が経つにつれ、コケや黒ずみが目立ってくるようになります。
家を出入りするたびにため息をつくのでは、せっかく頑張って建てたのに悲しくなりますよね。中には、外壁塗装をしたいけれどどれくらい日数ががかかるのかわからないという人もいるでしょう。
ここでは、外壁を塗り替えるまでにかかる期間をご紹介します。
工期は早くても10日間。まずは挨拶まわりから
工期が10日〜2週間と聞くと「塗るだけなのに長くないか?」と思ってしまう方もいるかもしれません。実は塗装作業自体はおよそ4日で完了します。しかし、足場を組んでの工事になるため、それ以外の作業にも時間がかかり、それなりの期間が必要になります。
初日は大切な挨拶まわり
外壁塗装の工事を依頼した場合、まずはご近所への挨拶まわりから始まります。
一軒ずつチャイムを押してまわり、不在の家には挨拶文を書いた紙をポスティングして作業中に大きな音がしたり、塗料の臭いがすることを説明しましょう。
業者がやってくれない場合は自分で行う必要がありますが、ここを疎かにすると近隣トラブルに発展する場合もあるため、とても大事です。
2〜4日目は足場の組み立てと高圧洗浄
2日目からは足場業者が足場を組み立てます。大型トラックにのせたバラバラのパイプを組み立てていくため、けっこう大がかりな作業です。
3日目には高圧洗浄が行われます。ほこりやカビで汚れている壁にそのまま作業はできませんから、職人さんがバシャバシャと念入りに洗っていきます。その後、ビニールシートで覆って1日かけて養生します。
外壁塗装を塗り始める
5~6日目でようやく下塗りと検査
5日目で下塗りに入ります。パパッと1回で塗ってしまえばいいのにと思う人もいるかもしれませんが、それはNGです。
外壁塗装は下塗りも大切で、外壁のでこぼこをきれいにして上塗りとの接着剤の役割も果たしてくれます。これがきれいに施工されていないと後々塗料が剥がれてきてしまったりとトラブルの原因になります。
翌日しっかりと乾いたところで中間検査です。工程がきちんと進んでいるか、出来具合を確認します。
7~8日目は中塗りと上塗り
そして、次に中塗りです。外壁塗装は全部で2回に分けて行います。
例えば、ボンドを紙にたっぷり出すと表面は乾いたのに中がなかなか乾かないなんてことがありますが、塗装も同じで一度に塗ってしまうと下の部分が乾かなくなくなってしまいます。
2回に分けることでしっかりと乾かすことができ、長持ちする塗装になります。最後に上塗りです。二度塗りで厚みをつけた外壁はしっかりと耐久性を保ってくれます。
点検と後片付けも念入りに
9日目は点検であら探し
次に行うのが点検です。検査をしないで大事なお客さまに引き渡すわけにはいきません。塗り残しはないか、どこかはみ出してしまった部分はないかなど丁寧に目視で確認していきます。
そこで不備があった場合は修正し、作業記録のために写真を撮っておく場合もあります。
10日目に丁寧に後片付け
点検でしっかりと仕上がりを確認出来たら、後片付けです。組み上げた足場をバラバラにしていきます。万が一ここで塗装に傷をつけてしまうとやり直しになってしまうため、こちらの作業にも細心の注意が必要です。
ほこりが舞ったり大きな音が出たりしますが、最初にご近所に挨拶を済ませておけば安心して任せられます。
引き渡し
最後に依頼主が確認して、作業終了です。新築同様になった家でさらに快適に過ごせるでしょう
まとめ
このように、外壁塗装は早くても10日程度かかります。逆に、もっと早くできると甘い声をかけてくる業者があれば要注意です。早いということは何かの工程を省いていたり、必要な時間をかけていない可能性があるからです。
「お客さまのために」で早く終わらせることができないのが外壁塗装です。のちのち後悔しないように、丁寧に作業してくれる業者選びをしましょう。