スレート屋根に塗装は必要?屋根材の寿命と塗料の種類

スレート屋根に塗装は必要?屋根材の寿命と塗料の種類

屋根材の中でも比較的安く、工期も短いため、現在の日本の屋根材の多くを占めるようになったのがスレート屋根といわれています。

スレート屋根は塗装のメンテナンスをすることで、ランニングコストも下げることが可能です。しかしながら、スレート屋根の塗料や費用相場など、わからないことが多いのではないでしょうか。

今回は、スレート屋根の塗料や費用相場についてお伝えします。

スレート屋根に塗装が必要な理由とは

スレート屋根に塗装が必要な理由は、雨漏りから家を守ることと、屋根材を長持ちさせて無駄なメンテナンスを削減すること、建物の美観を回復させることがあります。

スレート屋根に使われている瓦の成分は85%のセメントと、15%の石綿です。瓦自体に防水性は無い為、工場で生産される際、初期塗装を施されます。

この初期塗装の効果が切れるタイミングでさまざまな劣化現象が出てくるのです。

スレート屋根は塗装する必要がないという人もいますが、放置しておくと雨漏りに繋がり、高額なリフォーム費用がかかることもあるので塗装は必要です。

スレート屋根の寿命と塗装のタイミング

メンテナンスをしなかった場合のスレート屋根の寿命は20~30年ほどといわれています。劣化現象がみられたときが塗装のタイミングです。

表面を手でなでると白い粉がつく現象をチョーキングといい、紫外線によって塗料に含まれる顔料が分離して、表面に浮き出てきてしまう現象のことをいいます。

見た目の色が落ちてくる色あせやチョーキング現象は、屋根材に起きる劣化の中でも初期段階に起こりやすい症状です。

塗装が剥がれるまで屋根を放置してしまうと、保護膜のなくなった屋根材は雨水を吸収しやすくなり、傷みが進行してしまいます。

また、屋根材がひび割れたりずれてしまうと、雨漏りの原因になる場合があるため、早めの対処が必要です。スレート屋根は、ほかの屋根材よりもひび割れやすくなっています。

築年数が10年経つと劣化現象が現れるともいわれていますので、築年数が10年に近づいてきたら、塗装屋さんに点検を依頼しましょう。

スレート屋根塗装の種類

スレート塗装に使われる塗料はウレタン・シリコン・フッ素・無機の4種類です。

グレードが高くなればなるほど、耐久年数も上がりますが、同時に金額も上がります。希望の耐久年数と予算とを照らし合わせて、適した塗料選びましょう。

スレート塗料の中には、付加価値としてさまざまな特殊機能を持ったものがあり、代表的な付加価値として遮熱、断熱、防カビ防藻などがあります。

建物がある環境によって屋根のダメージも変わりますので、建物にあった塗料を選びましょう。

スレート屋根の塗装にかかる費用

屋根塗装の費用は塗装面積によって変わりますが、一般的な2階建てのおうちで、足場費用込みの屋根塗装の費用相場は40~60万円といわれています。

費用内訳は、おおよそ塗料代が20%、工事費が30%、足場代20%です。塗料はグレードが上がればそれに応じて金額も上がります。

必ずしも上記比率にぴったりあてはまるとは限りませんが、あきらかに費用の比率が上記と大きくズレている場合には、業者に見積の内訳について説明を求めましょう。

まとめ

スレート屋根の塗料や費用相場についてお伝えしました。屋根材に起きる劣化の中でも初期段階に起こりやすい色あせやチョーキング現象がみられたら、塗装を考えるタイミングです。

スレート塗装に使われる塗料はウレタン・シリコン・フッ素・無機の4種類があり、グレードが高くなればなるほど、耐久年数も上がります。

一般的な2階建てのおうちで、足場費用込みの屋根塗装の費用相場は40~60万円といわれていて、費用内訳は、おおよそ塗料代が20%、工事費が30%、足場代20%です。

スレート瓦はしっかりと塗装することで長く使う事ができますので、定期的に塗装のメンテナンスを心がけましょう。

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