外壁の塗装選びで迷う!塗料の選び方と価格を説明します

外壁の塗装選びで迷う!塗料の選び方と価格を説明します

外壁塗装に使う塗料はたくさん種類があります。外壁材や家の環境に合わない外壁塗料を使うと、せっかく性能の良い塗料を使ってもすぐに劣化してしまいます。

この記事では外壁塗料の種類や金額、塗料の選び方について詳しくお伝えします。

外壁塗装に使われる塗料の種類

外壁塗装によく使われる塗料の種類をいくつか紹介します。

ウレタン塗料

ウレタン塗料は、非常に伸びが良く、独特の光沢があるのが特徴です。シリコン塗料が一般的に使用されるようになってからは、外壁面に使用される事が少なくなりました。

単価がとても安く、密着性と延びが良い為、経済的で施工がしやすいことで知られています。

シリコン塗料

シリコン塗料は、近年で一番スタンダードな塗料になっています。値段と耐久性のバランスがよく、カラーバリエーションも豊富な事がその理由です。

シリコン塗料は水に馴染む性質である親水性をもつことから、ウレタン塗料よりも汚れにくい性質があります。

フッ素塗料

フッ素塗料は汚れを寄せ付けない非粘着性、酸性雨に強い耐薬品性、そして紫外線破壊を受けにくい耐候性といった性質をもっています。

水を弾くという性質があるので汚れがほとんどつきません。塗料として非常に優れているため、長い間外壁を綺麗に保つことができる反面、金額も高くなってしまいます。

無機塗料

無機物質を主成分とした塗料を無機塗料といいます。無機とは炭素をふくまない化合物の事で、ガラスや鉱石のように紫外線に分解されない結合をしているのが特徴です。

耐久性があり、また有機物のように藻や苔が繁殖しにくいので美観性においても期待ができる塗料です。

商業施設など短かなスパンで塗替えのできない建造物に使用されるケースが多くあります。

外壁塗装の塗料の選び方

外壁塗装の塗料を選ぶときは、家の外壁がどんな種類の外壁なのかで、選ぶことができる塗料が変わります。

モルタルやサイディング、コンクリートなど、外壁材には種類があり、それぞれに合った塗料があります。外壁材に合わない塗料を使ってしまうと、高機能な塗料を選んでもす劣化してしまうので、まずは家の外壁を把握しましょう。

また、海に近く塩の影響を受けたり、雨が多い地域など、住んでいる土地の気候や環境によっても塗料を選ぶ必要があります。

住んでいる環境に合った塗料を選ぶようにしましょう。

外壁塗装の塗料のランクと値段

1番グレードが高く、値段が高いのが、無機塗料で、1㎡あたり4,000円~5,500円といわれています。

その次に高価な塗料はフッ素塗料で1㎡あたり3,000円~5,000円。無機塗料とシリコン塗料は外壁塗料としての性能がたいへん優れているため、金額も高くなってしまいます。

シリコン塗料はフッ素塗料の次によく使われ1㎡あたり2,000円~3,500円。

ウレタン塗料はシリコン塗料が登場してからはほとんど使われていませんが、1㎡あたり1,000円~2,000円といわれています。

外壁塗装の塗料ごとの耐用年数

外壁塗装における「耐用年数」とは、塗装をしてから次の塗り替えが必要になるまでの年数をさしています。

それぞれ紹介した塗料の耐用年数をみていきましょう。

  • ウレタン塗料の耐用年数:8~10年
  • シリコン塗料の耐用年数は耐用年数:7〜15年
  • フッ素塗料は耐用年数:15~20年
  • 無機塗料の耐用年数:20年以上

 

フッ素塗料や無機塗料は商業施設などに使われるのが一般的で、耐用年数に対して値段も高くないことから、シリコン塗料がよく使われることが多いのです。

まとめ

外壁塗料の種類や金額、塗料の選び方についてお伝えしました。フッ素塗料や無機塗料は高性能な塗料ですが、その分金額も高くなってしまいます。

また、海沿いの地域や雨が多い地域など、環境に合った塗料が必要です。予算や耐用年数を考慮して、コストパフォーマンスの高い塗料を選ぶようにしましょう。

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