塗料の種類と特徴を知ってベストな屋根塗装を実現

塗料の種類と特徴を知ってベストな屋根塗装を実現

屋根塗装は外見を整えるだけでなく、家を保護し守ることにつながるため、じっくり考えて決める必要があります。

ポイントとなるのは塗料です。屋根塗装に使われる塗料の種類を知って、最善の選択ができるようにしたいものです。

この記事では、屋根塗装に使用する塗料の種類や、下塗り・上塗りそれぞれに使われるものの特徴、さらには失敗しない塗料の選び方を解説します。

屋根塗装に使用する塗料の種類

屋根塗装に使用される塗料は、素材や用途が異なる多種多様なものが販売されています。

屋根に使用する塗料は、屋根を守る役割をする油分と色を付ける粉で構成されています。特に耐久性を決めるポイントとなる油分は使用される樹脂の種類によって、耐用年数や金額などが異なってきます。

最近では、機能性を持たせた屋根塗料も開発されています。例えば、地球温暖化などの影響により猛暑となる傾向の日本の気候にマッチして、遮熱や断熱機能がある塗料が用いられるようになりました。

また、雨が多い日本の気候に対応できるよう、日光で外壁の汚れを浮き上がらせ、雨が降った時に浮き上がった汚れを洗い流すことができる光触媒の塗料も登場しています。

下塗り塗料の種類と特徴

屋根塗料は3回塗りが基本とされていて、それぞれに使用される塗料には異なる役割があります。

まず初めに行われる下塗りは、屋根塗装が完成した時には見えなくなりますが、屋根材と中塗り・上塗りの塗料の接着部分となり、上塗りの塗料の耐久性を上げたり、屋根材を保護する役割があります。

それらの点を考えると、下塗り用の塗料に適しているのは、シーラーやプライマー、フィラーなどとなります。

シーラーは屋根材に塗料が吸い込んでしまうことを防ぎ、なおかつ中塗りや上塗りとの密着性に優れています。

プライマーは錆を防止する効果があるため、金属の屋根材などに使用されます。フィラーは凹凸のある部分やひび割れ部分を滑らかにすることができます。

上塗り塗料の種類と特徴

屋根塗装で上塗りに使用される塗料は、耐久性とともに屋根の見た目を整える役割があります。予算によって選べるよう、多くの種類の塗料が販売されています。

まず、一番価格が安いアクリル塗料は耐用年数が短く、予算を抑えたい新築住宅に使用されるケースが目立ちます。

次に価格が安いウレタンは、耐用年数は短めであるものの、弾力性がある素材の効果を発揮して、ひび割れなどを防ぐ役割を期待できます。

比較的人気が高いシリコン塗料は、耐用年数が10年から15年ほどと比較的長く、汚れに強く色あせなども起きにくいため、コストパフォーマンスが良い点が評価されています。

価格が高いものの光沢感があるフッ素は耐用年数が15年から20年ほどです。同じく高価で紫外線に強いとされる無機塗料は耐用年数が20年から25年で不燃性を持っているのが特徴です。

失敗しない最適な塗料の選び方

屋根塗装で失敗しない塗料の選び方のポイントは、値段だけで判断しないことです。
屋根塗装に使用する塗料は、家の外観だけでなく家を保護する機能が重要なので、屋根材とあった素材のものを選ぶことや、気候や風土などを念頭に入れた塗料選びが大切です。

また、周囲に立つ住宅の色合いを考え、景観に配慮することも失敗を避けることにつながります。塗料選びとともに重要なのが、屋根塗装を依頼する業者選びです。

経験豊富な業者であれば、塗料の知識が豊富で、それぞれの塗料を使用した場合のメリット・デメリットを納得いく形で説明できるはずです。

また、塗装を施す際の下処理を適正に行うなど、塗料の特性を生かした満足度の高い施工を期待できます。

まとめ

屋根塗装で使用する塗料は、成分や機能などでさまざまな種類があります。また、下塗りと上塗りでは役割が異なるため、使用する塗料も異なってきます。

屋根塗装の塗料選びで失敗しない大切なポイントは、価格だけで決めないということです。
屋根は家の見栄えをよくするとともに、家を保護する役割があるため、その土地の気候や風土を考え、色合いとともに耐久性や機能性を重視して選ぶことが大切です。

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