外壁塗装は単に色を塗り直すだけではなく、大切なマイホームのメンテナンスでもあります。後で後悔しないためにも、手順ごとに業者とコミュニケーションを取り、しっかりと確認しながら進めていくことが大切です。
ここでは、業者選びのポイントや工事の工程など、外壁塗装が具体的にどのように進められているのかを紹介します。
外壁塗装の業者決定までの手順
家の壁を塗り替えたいと思ったら、まずは依頼する業者を決めることになります。外壁塗装の出来映えは業者の腕にかかっているので、業者選びは非常に重要なポイントになります。
業者を選ぶときは、資格や許可証を確認したり、実際に見積もりを取ってもらって対応を確認する必要があります。一級塗装技能士と建設業許可証を持っている業者は、信頼性が高いといえます。
また、一社だけに見積もりを依頼すると適正価格が分からないので、できれば複数の業者に見積もりを取ってもらうのがおすすめです。一括見積もりサービスなどを利用するといいでしょう。
業者決定から施工開始までの流れ
無事に依頼する業者が決まったら、日程と色を決めることになります。特に色決めは重要です。施工後に気に入らないと思っても簡単に塗り直しはできないので、慎重に選ぶ必要があります。
外壁塗装は足場を組むときの音や塗料の臭いなどで、近隣宅に多かれ少なかれ迷惑をかけてしまいます。そうしたご近所への挨拶も必要なので、業者が担当してくれるか確認しておきましょう。
外壁塗装の施工手順(工程)
具体的な施工工程は、まず足場を組み、高圧洗浄の水や塗料が飛び散らないようメッシュシートを取り付けます。
次に壁の劣化状況を確認し、異常がある場合はこの段階で補修を行います。下地の状態を確認せず高圧洗浄をして、壁が剥がれてしまうというトラブルがあるからです。
下地が問題なければ高圧洗浄で汚れを落とし、しっかり乾燥させるため丸一日置きます。
窓やアルミサッシなど、塗料の付着を防がなければならない箇所に養生を行い、下塗り、中塗り、上塗りと塗装を行っていきます。
塗り残しがないか確認し、問題がなけば足場とメッシュシートを解体、工事完了です。
外壁塗装の手順ごとのチェックすべきポイント
外壁塗装の手順ごとのチェックすべきポイントは、まずは業者選びの段階です。
外壁塗装は経営に資格が必要なく、手抜き工事をしても外見上は綺麗に仕上がるため、残念ながら悪質な業者も存在します。資格の有無や価格の透明性などに十分注意するようにしましょう。
また、実際に契約する前に必ず見積もりを取ってもらい、工事内容をしっかり確認しておくことも大切です。
見積書に書いてある項目を見ながら、実際に家の周りを歩いて工事箇所を確認するようにすると、トラブルが発生する確率を大きく下げることができます。
また、万が一に備えて「解約する場合はいつまで無料でできるか」聞いておくことも重要です。
色を決めるときは、色見本などを参考にすることが多いです。しかし色見本と実際の色は違って見えることも多いため、それを頭に入れておくことが必要です。見本だけではなく、実際の工事事例なども参考にするといいでしょう。
いざ工事が始まっても任せきりにせず、工程ごとに仕上がりを見て、気になることがあれば確認するようにしましょう。作業工程ごとに状況を写真で残してもらうと安心です。
まとめ
契約前と契約後、工事中など手順ごとに気をつけるべきポイントがあるので、しっかりと確認しておきましょう。
「言わなくてもやってくれるだろう」と安易に考えず、分からないこと、気になることがあったら質問するようにしましょう。