外壁にひび割れが生じたとき、業者に依頼すると高額な修理費を請求されるからと、DIYで修理をしようと考える人は多いのではないでしょうか。
しかし、専門知識のない人が自分で修理をすることで、かえって後の工事費が高額になる可能性もあり、リスクがあるのも事実です。
この記事では業者に依頼した際の外壁補修の工事内容や、DIYで修理をするリスクなどをご説明します。
外壁の補修や修理が必要な場合とは
外壁の補修が必要な場合は以下のようになります。
0.3mm以上のひび割れ
0.3mm以上のひび割れが発生している場合、裏面まで貫通している可能性があります。
貫通している状態は水の浸入経路ができている状態を意味していますので、放っておくと水分がどんどん建物内部へ浸入していき劣化の原因になります。
塗膜の剥がれ
水分が建物内部に染み込むと、塗膜の膨れ・剥がれが発生します。
塗膜が剥がれている箇所では防水機能が働いていないため、水分がどんどん建物内部へ浸入し、構造の劣化に繋がりますので、塗膜が剥がれていたら塗り替えましょう。
シーリング(コーキング)の割れ
シーリング部分もひび割れを起こします。ひび割れから建物内部へと雨水が浸入し、構造の劣化に繋がりますので、外壁材と同じようにひび割れが見られたらシーリングの補修もしましょう。
外壁の補修や修理にかかる費用
外壁の修理・補修をする場合の費用は、一概に〇〇円とはいえません。
外壁の状況によって工事方法が変わるため、悪徳業者でなくとも予想していたより高額な費用を提示されることはよくあります。
例えば、補修をしたい場合でも、足場を組む必要があるのとないのとでは費用が10万円以上変わる場合も。
いくつかの業者に見積もりを依頼し、信用できそうな業者を選びましょう。
外壁補修するときの工事内容
業者に依頼した際の外壁の工事内容は以下のようになります。
ひび割れ補修
工務店への依頼が必要かどうかは、ひび割れの幅で異なり、ひび割れの幅が大きいほど緊急性が高くなります。
モルタルなどセメントが定着する壁材であれば、ひび割れの部分に防水剤をしみこませてからセメント粉を塗りこむことで補修します。
ひび割れが1mmを超えている場合はすぐに業者に依頼しましょう。
シーリング補修
別名コーキングとも呼ばれる補修方法です。
シーリングとは建物の合わせ目やすき間に目地材を充填することで、建物の気密性や防水性を高める工事のことを指します。
一般的に外壁よりもシーリングの寿命のほうが短いため、定期的に補修や状態を確認しなくてはいけません。
外壁塗装
外壁の塗装を塗り直す工事です。外壁の塗装は外観を維持するだけでなく、家を守ってくれる役割があります。
太陽の光や雨風から家を守り、寿命を伸ばすために有効な手段であり、塗膜が剥がれてしまったときにおこなう工事です。
塗料によっては遮熱性を高めることができるなど、高機能な塗料が近年増えています。
外壁の補修は自分でできる?
外壁の補修はDIYでできなくはないですが、補修作業にはリスクが伴います。
外壁が内部まで劣化していることに気づかず、表面だけDIYで補修してしまい、室内で水漏れを発見してから工務店に依頼すると、工事費用が高額になってしまうことも。
また、高いところでの作業になる可能性もあり、怪我をする恐れがあります。
専門知識を持ったプロの業者に頼めば、そのような心配も入りませんので、外壁を補修する際は業者に依頼するようにしましょう。
まとめ
業者に依頼した際の外壁補修の工事内容、DIYで修理をするリスクなどをご説明しました。ダメージを受けている場所や劣化の症状によって工事費も変わります。
DIYで補修すると、怪我の危険や工事費が高くなる可能性もありますので、心配な場合は業者に依頼するようにしましょう。