屋根塗装は、屋根材の寿命を延ばすために必要な工事内容のひとつです。
屋根塗装を依頼したいけど、どんな工程を踏んで、どれくらいの期間工事をしているのか、気になりますよね。
この記事では、屋根塗装の工程と工程ごとにかかる日数など、屋根塗装の施工期間についてお伝えします。
屋根塗装の施工にかかる期間
屋根塗装にかかる期間は2週間〜3週間程度です。現場作業にはすべての物件に適したマニュアルが存在しないうえに、敷地の坪数によっても作業のスピードが変わるため、工期が前後することがあります。
塗料が効果的に機能するためには、決めらた手順を踏む必要があるので、必ずしも早いからいいとは限りません。
屋根塗装の工程と日数
屋根塗装の工程とそれにかかる日数は以下のようになります。
足場設置
戸建ての場合は半日〜1日以内、マンションやアパートの場合は2日~1週間以内に足場を設置します。屋根に登る際にはこの足場を利用するため、重要な工程です。
高圧洗浄
高圧洗浄機を使用し、外壁と屋根などに付いている汚れと、密着力の低下した旧塗膜を取り除く作業です。半日~1日で完了します。
校閲洗浄をしないと密着不良を引き起こしてしまう恐れがあり、塗装後すぐに塗膜が剥がれてきたり、塗膜の劣化が通常より早く進行してしまう可能性があります。
屋根塗装
シーラーと呼ばれる下塗り材を塗布し、乾燥後に上塗り剤で中塗り、上塗りと3回塗りをします。2~4日程度かかる作業です。
屋根は紫外線のによる劣化が激しく、屋根材が塗料を吸い込んでしまうため、下塗り材を2回塗るなどの工夫をして吸い込みを止めてから塗装します。
付帯塗装
外壁や屋根に付随する樋、軒、破風等を、外壁や屋根と同じように下・中・上塗りする工程です。金属部があるため、錆止めを入れたりと、3日~5日程度かかります。
足場の解体
足場がないと見れない箇所の作業具合を検査したあと、仮設足場の解体・撤去をします。
設置と同じように、戸建ての場合は半日〜1日以内、マンションやアパートの場合は2日~1週間程度かかる工程です。
屋根塗装の期間が延びるケースとは
悪天候の日や、雨の日の翌日は屋根の塗装ができません。塗料の種類によっては雨でも塗れるものもありますが、基本的には雨天では屋根塗装はできないと考えるべきです。
また、気温が低すぎる日も、塗料と屋根材の接着がうまくいかないことがありますので、寒すぎる日も屋根塗装は向いていません。
梅雨の時期や真冬に工事をする場合、予定よりも工期が伸びることがありますので、気をつけましょう。
屋根塗装の期間を短縮する方法はある?
屋根塗装の期間を短縮する方法は2つあります。ひとつは乾燥時間の短い塗料を使い、塗装の時間を短縮する方法です。
しかしながら、短い時間で乾燥する塗料が必ずしもいいものとは限りませんので、塗料の性能もしっかりと理解したうえで選ぶようにしましょう。
もうひとつは、作業人数を増やしてもらうことです。一般に、戸建ての塗装工事というのは、施工品質に影響が出ないように1人~2人で工事をする場合が多いです。
人数を増やしても必要な乾燥時間が変わるわけではありませんし、料金が高くなってしまうこともありますので、事前に業者に確認するようにしましょう。
まとめ
屋根塗装の施工期間についてお伝えしました。屋根塗装の施工期間は2週間~3週間程度です。足場を組み、高圧洗浄で綺麗にしてから屋根を塗装し、足場を解体するのがおおまかな流れです。
悪天候や気温が低い日は施工が困難なため、工事ができませんので、施工期間が伸びる恐れがありますので、工事を依頼する場合は気をつけましょう。