外壁塗装の種類に吹き抜け工法という塗装方法があります。凹凸のある立体感が特徴で、魅力的でおしゃれな外壁が仕上がる工法です。
この記事では吹き付け工法の費用相場や種類、メンテナンス方法をお伝えします。
吹き付け塗装で外壁をおしゃれに
吹き付け塗装とは、エアレススプレーや万能ガンといった吹き付け機械を使って霧状にした塗料を、吹き付けて塗装する方法です。
吹き付け塗装の特徴は、なんといっても独特の意匠性を表現できることで、複雑な模様、重厚感ある雰囲気、凹凸のある立体感など多用な仕上がりを出せることが特徴です。
職人さんによっては、とても綺麗でおしゃれな外壁ができあがります。
外壁の吹き付け塗装の費用相場
外壁の吹き付けの費用は、吹付け工法の費用と塗料の費用で2,000円〜4,000円が相場となります。
また、外壁の吹き付けをする際に足場を設置しなくてはいけませんので1㎡あたり約1,000円〜1,500円ほどかかるでしょう。
合計で1㎡あたり約3,000円〜5,500円/㎡となります。
もちろん、塗料の種類や足場が設置できる環境によっても異なるので、詳しくは塗装屋さんに確認してみてください。
吹き付け塗装の種類
吹き付け塗装にはいくつか種類がありますので違いについてみていきましょう。
リシン吹き付け
昔からある模様仕上げで、コストも抑えられ安価のため、現在でも新築時の塗装で1番取り入れられている塗装仕上げの工法です。
アクリル系塗料やシリコン系塗料を吹き付ける際に、細かな石を骨材として混ぜて吹き付けるため、凹凸模様ができあがります。
骨材として使用される石はさまざまな大きさがあるのでデザインの幅が広がるのが特徴です。
基本的には、壁に塗料を吹き付けただけなので薄付けの仕上がりとなり、周辺環境などによりますが、一的な耐久性は8年程といわれています。
スタッコ仕上げ
リシン塗装の5~10mm厚塗りしたものをスタッコ仕上げといいます。リシンと比べると大柄で、より立体的で重厚感があり、高級感が出るのが特徴です。
セメント系・けい酸質系・合成樹脂エマルション系などの仕上げ塗材を使用し、厚さがあるため、耐久性も高まっています。
ゴツゴツとした仕上がりになるため、汚れが溜まってしまうことがありますので、メンテナンスを心がけましょう。
タイル吹き
タイル吹きは、粘土のような素材を吹き付けてから、凹凸模様の下地を作り、上から塗装して仕上げるという3段階の工程を施します。
アクリル系とシリコン系とがあり費用が安いのはアクリル系ですが、汚れにくく水洗いができ、なおかつ、ヒビ割れが起こりにくいシリコン系をおすすめです。施工が比較的に簡単で安定した仕上がりが期待できます。
吹き付け塗装のメンテナンス方法は?
吹き付け塗装のメンテナンスには、家庭用の高圧洗浄機が効果的です。吹き付け塗装は凹凸が魅力的ですが、その凹凸にほこりや汚れが溜まってしまうことがあります。
高圧洗浄機を使えば、リシン吹き付けやスタッコ仕上げのくぼみに溜まった汚れも落とすことが可能です。
水圧を強めすぎると汚れだけではなく、塗料も一緒に剥がれてしまうこともありますので、スポンジやブラシでメンテナンスをしましょう。
まとめ
吹き付け工法の費用相場や種類、メンテナンス方法をお伝えしました。
1㎡あたり約3,000円〜5,500円/㎡が吹き付け工法の費用相場です。また、種類もリシン吹き付け、スコッタ仕上げ、タイル吹きの3つがあり、リシン仕上げが最もよく使われています。
吹き付け塗装のメンテナンスには、家庭用の高圧洗浄機が効果的ですが、外壁を傷めてしまうこともあるので、水圧を強めすぎないようにメンテナンスをしましょう。